男の子が小学校に入学した時と卒業を迎えた時に、将来の夢がどのように変化するのかを調査した結果が発表されました。
調査は2008年5月上旬から12月31日と2009年4月に小学校に入学した子どもと親、2015年1月12日から3月31日に小学校を卒業した子どもと親に対して実施されたものです。
●1年生のころはイメージしやすい華やかな職業が人気
男の子の多くは、小学校に入学する時にはスポーツ選手を将来の夢として挙げていて、消防士や警察官、大工などの専門的な職業を回答した子どもも多く見られます。
スポーツ選手でもサッカーと野球は30%ずつと人気を二分しているのですが、これらの回答は男の子が小学校を卒業する時に大きく変化しています。
●6年生の夢は「会社員」「公務員」「エンジニア」
小学校を卒業する時の男の子の回答は、依然スポーツ選手がトップを占めているものの、希望している人数が減少していることが特徴です。
入学時には見られなかった研究者やゲームクリエイター、エンジニアや教員などの職業を回答する子どもが増えていて、会社員と回答する男の子もいます。
●なぜ男の子の将来の夢の変化は起きるのか?親の考えがすりこまれている?
男の子の将来の夢が変化するのには親の影響があると考えられている面があり、小学校を卒業する時に子どもをどのような職業に就かせたいかを親に調査した結果、公務員やエンジニア、研究者、医師、教員などの職業を答える親が多く、親の希望やアドバイスが男の子の夢に影響を与えていると考えられています。
子どもの将来を思ってのアドバイスをしているのは解りますが、夢がないようにも思えますが、いかがでしょうか?
Photo by J.K. Califf