最初はとても優しい人でも、それがその人の本当の性格とは限りません。
相手の心を掴んだ瞬間豹変して、傷つけたり見下したり、人間性を否定するモラハラ夫になってしまうことがあります。
結婚後や、子どもが生まれてから判明するケースもあり、簡単に別れられずに苦しむ女性が多いようです。
モラハラパパの特徴は、最初は自分が育った家庭が不幸だった、親に愛されず惨めだったなど同情を誘いだしたり、平気で嘘をついたりすることです。
一般家庭で育った場合、惨めで悲惨な子ども時代を夫が過ごしていたと知ったら、つい自分が幸せにしてあげようと思っていろいろなことに耐えてしまいます。
また、外では優しく頼れるパパを演じたり、妻に面倒を見てもらえない可哀想な夫を演じます。
人を貶めたり、羨ましがられたり同情されることで自分の気持ちを満たすのがモラハラパパの一番の特徴なので、口から出る言葉のほとんどは嘘です。
それでも、世間体を気にするため、暴力はいっさいふるいません。
そのため、ママがいくら他の人に言葉の暴力があると訴えようとしても、まったく信じてもらえないのですね。
ただし、ママは我慢出来たとしても、子どもには何の被害もなく良い父親だったとしても、モラハラをする人間を見て育った子どもは、人間性が歪んだり、恐怖によって内向的な性格になってしまいます。
特に男の子は影響を受けやすく、感受性が強い年齢の時にモラハラを見続けると、健全な精神が育たなくなってしまいます。
母親を追い詰めて傷つける父親に、嫌悪感を抱きながらも、将来自分も父親と同じように母親や交際相手を傷つけたり、見下すような行動をしてしまう可能性があるのです。
子どもの心を健やかに育てるには、親が発する言葉や態度、夫婦関係はとても重要です。
例え自分が夫の暴言に耐えられても、子どもへの悪影響が心配ですから、離婚を視野に入れておきましょう。
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