胎盤と一緒の新生児の写真が話題になっています。
この新生児は、へその緒と胎盤が、まだつながったままのハーパー君!
「LOVE」という文字になった、へその緒とともに、気持ち良さそうに眠っています!
そして、このハーパー君のママは、実は、ニュージーランド先住民のマオリ族。
マオリ族の文化では、胎盤は、母なる地球と生まれた子供をつなぐもので、その意味を込めて、故郷である木の下の地球に埋められるそうです。
この写真は、ハーパー君を、この世に迎え入れ、育ててくれた地球に、感謝の意味も込めたもの。
実は、日本でも、沖縄のある地域では、自宅に持ち帰り、庭に苗と一緒に植えて、記念樹にする方がいたり、他の地域でも、茹でたり醤油づけなどで、産後に食べる人もいるとのこと。
それも、そのはず。
胎盤は、胎児を10ヶ月かけて、お腹の中で成長させるパワーを持っているもの。
ニューヨーク州立大学の研究チームの論文では、出産後の母親が胎盤を食べると、子どもとの絆が深まるだけでなく、ホルモンのバランスを整え、出産後の痛みを和らげ、将来の妊娠への可能性も高めるかもしれないとのことで、母親だけでなく、父親にも有益なことが多いため、薬理学に役立てようと、より研究が進んでいるそうです!
また、歴史を遡ると、秦の始皇帝が、「不老長寿の妙薬」として珍重したり、絶世の美人といわれている、クレオパトラやマリーアントワネット、はたまた、楊貴妃や西太后までもが、美容に用いたと伝えられていたりします。
みなさんは、出産時に、ご自分の胎盤やへその緒は、ご覧になりましたか?
胎盤を食べるってと抵抗のある方も、プラセンタはお聞きになった人もいるのでは?
アメリカでは、自分の胎盤をサプリメントにしてくれるサービスもあるようですよ。
Photo by Emma Jean