悪質ないじめが、ママ友の間でも広がり、問題となっているようです。
インターネットの交流サイトSNSなどを利用して、身に覚えのない悪口や嘘を知らないうちに拡散されている、というから驚きです。
●「うちの旦那に手を出す」「借金返さない」など、SNSで拡大するママ友いじめ
東京都に住む30代の主婦Aさんは、インターネット上で自分のことが知らないうちに書き込まれているのを発見します。
その内容は、「男遊びが激しい」などという、身に覚えのないものです。
最初は何かの間違いかも知れないと、様子を見ていたものの、同じような悪質な内容の書き込みが増えるばかりなので、夫と相談し、弁護士に解決を依頼します。
調査の結果、この書き込みをしたのが、息子の所属する少年サッカーチームの同級生の母親たちだったということが分かったのです。
このチーム内で最も若かったというAさんは、知らない間に、母親たちの間で敵対視されるようになっていたと言います。
書き込みが始まったきっかけは、Aさんが同級生の父親の集団と仲良く話をしていたから、という嫉妬心からだったのです。
これが次第にエスカレートして、「うちの旦那に手を出そうとしている」「借金をして返さない」などの嘘の書き込みが流されるようになったのです。
これを知ったAさんは、これからまた何を言われるか分からない、息子の応援に行くのも怖い、と、騒動から数カ月後には、引越しをしたと言います。
●ママ友トラブルに巻き込まれないためには・・
このAさんのようなママ友によるいじめは、他にもたくさんの事例があるようです。
こういった、ママ友同士のいじめやトラブルは、Aさんのような本人に対してのやっかみもありますが、子どもがきっかけになることが多いようです。
「自分の子どもよりも目立っていた」など、子どもが絡むことで、母親は感情的になりやすいようです。
法律事務所にも毎月、数件の依頼があるそうで、中にはママ同士で行った旅行で、着替え中の様子をスマホで撮影、それをネット上で公開するという、陰湿ないじめまであったと言います。
このようなママ友トラブルに巻き込まれないためには、深入りしない、ということも必要です。
子どものことを介して偶然、居合わせた関係なので、相手のことを知りすぎると嫉妬につながりやすいと言います。
子ども、ママ友と、過ごす時間が多い主婦たちの方が、トラブルにもなりやすいそうですから、少し注意した方がいいかも知れませんね。
Photo by ellyn.