人は親になると、子どものために、とてつもないパワーが出てくるようです。
これは、アメリカ、ニューヨーク州に住む、とある家族のお話です。
ニューヨークに住む若いサラとブライアンには、1歳になるリーム君がいます。
リーム君は、生まれつき二分脊椎症という背骨の神経が飛び出しているという難病がありました。
そのため、歩くなど基本的な運動能力を身につけるために、入院による集中治療や物理療法を受ける必要がありました。
しかし、サラとブライアンには、その治療にかかる膨大なお金はありません。
でも、パパであるブライアンは、なんとかして、難病の我が子を救うためにお金を工面しようと考えます。
パパが考えついたのは、マラソンです。
マラソンの賞金を獲得して、我が子の難病治療に充てようとしたのです。
しかも、1つのマラソン大会だけでなく、8日間の間に3つの大会に出場することを決めたのです。
最初に行われる1本目2本目の大会では、一晩での移動距離が800キロ以上もあると言います。
これは肉体的に、想像を絶する負担になるはずです。
素人がいきなりこんな無茶をするのは危険とさえ思ってしまいそうですが、このパパはなんと、3つのマラソン全てで、1番になり優勝したのです!
難病のわが子の治療費を稼ぐため、8日間で3本のマラソンレースに挑戦という命を張った賞金稼ぎを、見事成功させてしまったのです。
29歳のパパは「息子が我慢しなければいけない痛さに比べたら、こんな痛みは何でもない、最後まで頑張るエネルギーをリームがくれた。」と語ってくれました。
まるで映画のような無茶な展開に見事な成果!
命がけのマラソンで、無事、愛息子のための治療費を獲得することができてよかったですね。
<出典>Facebook
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Photo by Valentina Yachichurova