今まで当たり前のように見えていたのに、突然視力を失ったらどうなってしまうのでしょうか?
病気により2歳で両目を摘出、全盲となった男の子が、4歳半の時にドラムに出会い、才能を開花させたお話を紹介します。
●天才ドラマーと呼ばれる男の子
2歳といえばちょうどイヤイヤ期真っ盛りで、お母さんは何かと苦労が多い時期です。
1歳半で両岸性網膜芽細胞腫という目のガンにかかり、わずか2歳で両目を摘出する事になった男の子がいます。
命は救われましたがそれと引き換えに、男の子は視力を失います。
今まで見えていたので、突然視力を失った事は男の子にとっても、両親にとってもどれほど辛かったか想像もできません。
しかし男の子は4歳半になったとき、運命的な出会いをします。
●視力を失った彼は新しい世界を発見します
男の子が出会ったものはドラムでした。
子どもは大人よりも状況の変化や環境の変化に順応しやすいと言いますが、元々才能があったのでしょう、見えないながらも必死に練習をして、男の子のドラムの腕はメキメキと上達していきます。
5歳になる頃には銀河鉄道999を完璧に演奏できるまでになっていました。
銀河鉄道999の歌詞が男の子の気持ちとリンクしているようで、余計に感動します。
その後も男の子はドラムの練習を続け、7歳になる頃には本格的なドラムセットを使いこなせるようになっていました。
7歳といってもまだまだ子どもですから、ドラムセットはとても大きく見えます。
知らなければ彼が全盲である事に気づかない人もいるほど、完璧に演奏しています。
視力を失うという辛い出来事があったにも関わらず、男の子はドラムと出会い新しい世界を発見します。
半ではあるけど、彼がドラムを演奏する姿はハンデを感じさせませんし、たくさんの人に希望と勇気を与えてくれます。
現在、男の子は 9歳となり、さらにレベルアップした演奏がYouTubeに公開されています。
希望をもらえて、心が温かくなりますね。
ハンデを乗り越えて、才能を開花させて、さらに羽ばたいて活躍してほしいですね。
<出典>
https://www.youtube.com/watch?v=reZt3MMIv28