●5歳の女の子が、自宅で下半身マヒに
アメリカカリフォルニア州のエデンちゃん5歳。
とても元気で笑顔の明るい女の子に一瞬にして悲劇が起こりました。
自宅で後屈(ブリッジ)の練習をしていたとき、彼女はそのまま床に倒れこんで激しく泣き叫びました。
「足が動かない!」と叫ぶエデンちゃんを、両親はすぐさま病院へ連れて行きました。
病院では診察や様々な検査が行われた結果は、胸部から下が麻痺しているとのこと。
後屈をしたときに、脊柱が過度に伸ばされてしまったためにおきた事故でした。
●後屈(ブリッジ)やり方に注意を
体操は脳を活性化し、子どもによい効果をもたらします。
しかし、エデンちゃんがやっていた体操、後屈(ブリッジ)は、いきなり過度にやると背骨に負担がかかるため、注意が必要です。
ブリッジを練習する時は近くで大人が見守って、背中に手を添えたり、バランスボールやクッションなどの上に背中をのせて、そらすようにすると、ぐきっと転んだ場合にも、事故を防ぐことができます。
↓正しい練習方法
●努力がひきよせた奇跡
エデンちゃんの両親は結果を聞いて涙が止まりませんでした。
しかしその横で、エデンちゃんはリハビリを笑顔で始めたのです。
5歳という年齢や、身体が麻痺してしまっている状態から、医師や両親、周囲の人もどこまで効果が出るのか想像も付きませんでしたが、彼女は笑顔で毎日リハビリを続けました。
動かない体を必死に動かし続けるリハビリはとてもつらく、大人でも泣きながら行う人が多い中、エデンちゃんはとてもポジティブに努力を続けたのです。
その結果、なんと彼女は、腹ばいで自分から前に進めるまでに、回復させることができたのです。
●超ポジティブなエデンちゃんに、周囲も笑顔に
人間は、突然のことが起きると自分がどうなってしまったのか受け入れることができず、心を痛めてしまって、何もする気が起きなくなってしまう人も多いです。
自分が受けたダメージを嘆き、自分の殻に閉じこもってしまうケースもあります。
しかし、彼女は自分のマヒをものともせず、笑顔でリハビリを続けています。
リハビリの中には辛くて苦しいメニューもあるのに、彼女は、ねをあげずに頑張っています。
その姿勢が彼女を助けてあげたいという人たちの心を動かし、彼女もまた笑顔でその人たちの気持ちにこたえて必死にリハビリを続けています。
彼女は少しずつではありますが自分で動ける行動範囲を少しずつ広げていっています。
自分の状況をしっかり受け止め、嘆く事無く笑顔で前に向かって進んでいく姿勢は、彼女だけじゃなく困難にぶつかって苦しんでいる多くの人たちを励ましました。
彼女に励まされてリハビリを拒んでいた人がリハビリを始めたという人も多いそうです。
きっと彼女はこれから先の人生も、色んな困難が待ち受けていても笑顔で突き進んでいくことができるでしょう。