イクメンほど出世する、という説があります。
子持ちの男性の方が「能力が高い」と言われている理由を紹介します。
●イクメンは出世する!科学的に考えてみると・・
子持ちの男性は、そうでない男性と比べて、子どもへ割く時間やエネルギーが自然と多くなります。
育児に熱心なイクメンと言われる父親は、よりその割合が高くなりまずが、ただ単純に父親であるかそうでないかでも、明らかなに子どもへの時間・エネルギーがつぎ込まれているのは確かです。
一般的には育児に熱心なイクメンは出世しないという説が有力です。
これは、子どもへ注がれる時間やエネルギーが、その分仕事に注がれなくなるため、という理由があるでしょう。
しかし、欧米では、父親の方が、そうでない男性よりも出世する、という考えが一般的な科学的結論として通っています。
実際、企業などに採用される確率は、父親のほうが父親でない男性よりも高く、また採用後の給与でも、父親の方が高くなっています。
つまり、父親である男性の方が出世しています。
これは、年齢とは無関係で、同年齢で比較しています。
では、どうして父親である男性の方が出世しているのでしょう。
大きな理由としては、父親になることで、家族を支えるという責任が生じること、さらに家庭を持つことで人間関係を上手に行う能力が高くなるためです。
子持ちの男性の方が、敵を作らず、調和的、温厚なことが多いためで、これが出世にもつながるのです。
さらにイクメンほど出世する理由に、男性ホルモン「テストステロン」が関係しています。
子どもを持つと、男性ホルモンのテストステロンが減少し、さらに、子どもと長く一緒にいる時間が多いほど、減少していきます。
テストステロンが多いと、男性的で攻撃的で利己的、競争で勝ちたがり、精力的な行動をとると言われています。一見するとこちらの方が出世できそうですが、チームで仕事をする場合、自分一人だけで手柄をとろうという競争心がむき出しの人より、温和でチームメイトと協調して仕事をこなせる人の方が、本当の意味で会社の求める仕事ができて、長く重宝されるのです。
また、テストステロンが減少するほどに、攻撃性や利己主義性が減少し、マナー違反など反社会的な言動がなくなり、出世の妨げになる行為も自然と減っていきます。
さらに、子どもと過ごすことで、男性の脳にも家庭を大事にするオキシトシンが分泌され、浮気もしにくくなるのですから、いいことづくめといえそうです。
このように科学的にも、イクメンほど、出世して、家庭を大事にすることが明らかになっています。
パパたちには、会社での評価を上げるためにも、ぜひ心置きなくたっぷりイクメンになってもらいたいものですね。
<出典>
http://toshi-sawaguchi.life.coocan.jp/blog/2015/02/150201.html
Photo by Caitlin Regan