子どもならすぐに分かるのに、大人は考え込んでしまう、という一つの面白い問題があります。
経験と知識豊富な大人は、いろいろな面で子どもよりも優れていますが、特定の分野では、子どもたちの方が圧倒的に優れているということを教えてくれるような問題です。
●バスのどちら側が先頭?子どもだけがこの問題を1分以内で解くことが!
More children than adults can figure out which way this school bus is going https://t.co/DKdACTBw3J pic.twitter.com/ZS2VP1cDW4
— Mashable (@mashable) 2016年2月4日
大人がすぐに答えられないという問題は、一つのバスの絵です。
両端がほぼ同じバスで、一見、どちらが先頭なのか分かりません。
運転手さんも、乗客もおらず、手がかりが一つもない、ように見えてしまうのです。
どちらの方向にも走っていけそうな絵なのですが、理論的にはある一方向にしか走ることはできないはずです。
私も見ていて全く分かりませんでした。
大人の場合、1分以内に回答できる人はほんのわずかしかいないそうなのですが、子どもの場合、ほとんどが瞬時に分かってしまうというから驚きです。
同じようにしか見えないバスの両端ですが、しかし、そこにははっきりとした何かが描かれているのです。
ずっと見ていると、もやもやしてきて、なんだか騙されているような感じになるはずです。
時として、子どもはとても賢く、そして大人よりも圧倒的に頭が柔軟なのです。
この両端が同じバス、大人は両端ばかりに目が行っていないでしょうか。
後ろに描かれた木、バスの影、そんな場所に手掛かりはなさそうです。
そうです、窓です。
バスは、乗客が乗り降りする出入り口があるはずです。
ここまで言えば、もう正解したも同然です。
答えは
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●答え
「このバスは右側に進む」
この絵のバスにはドアが描かれていません。
ということは、裏側に乗車口があるはずです。
日本は運転席が右側、車は道路の左側を通行するので、乗車口は左側になるはずです。
ですから、この絵では右側が進行方向になるのです。
●大人は考え過ぎる
子どもは知識が限られているので、教えられた交通ルールなどからすぐに導き出せますが、大人の方が経験や知識が多いので、背景などを深読みしたり、ひねって考えてしまって、すぐに答えが出ないのだそうです。
こういうクイズは他にもいろいろあるので、親子で真剣に競争してみると楽しいかもしれませんね。
Photo by Thomas Kohler