子供の発達には個人差があります。
育児書や母子手帳などを見ると、発達の目安が書かれています。
もちろん、子供の性格も一人一人違うため、発達の目安はあくまでも目安でしかないのです。
・発達にあまりに神経質になると子供にも伝わる
育児書や母子手帳などを見ると、3〜4カ月ころには首が座り、5〜6カ月で寝返りが打てるようになるなど、月齢や年齢に応じてできるようになることが書かれてあります。
その育児書通りに子供が発達してくれれば、何の問題もありません。
しかし、育児書などに書かれている発達は、あくまでもある程度の人数ができるようになった時期が書かれているだけで、それより早くできる子もいれば遅れる子もいます。
発達をあまりに気にしすぎると、ママはとても不安になり、赤ちゃんに笑顔で接してあげることができなくなってしまいます。
子供の心身にとってはママの笑顔が一番必要ですから、育児書や他の子と成長を比べて神経質になりすぎることなく、笑顔で接してあげてください。
・あまりに不安なら専門家に相談
トイレトレーニングがなかなかうまくいかないと悩む2歳児のままに、子供が二十歳を過ぎてもおむつが外れないなら心配しなさいと言った専門家がいます。
大人になっても赤ちゃんのままであれば心配ですが、そうでなければ個人差なんだとおおらかな気持ちで見守ってあげましょう。
それでもどうしても発達が遅いと心配になるようであれば、一人で悩まずに保健師や小児科医などの専門家に相談してみましょう。
乳幼児健診でも発達に問題があるようであれば指摘されます。
指摘されないようであれば問題ないと思って大丈夫です。
乳幼児の間は検診や予防接種などのたびに小児科で診てもらう機会があります。
明らかに発達などに異常がある場合には、専門家が見ればすぐにわかるため、検診などで指摘を受けなければ心配する必要はありません。
あまりに育児書やよその子と発達を比べて神経質になると、その気持ちは子供にも伝わって、子供が情緒不安定になってしまいます。
あまり気にせずいつも笑顔で接してあげてください。
Photo by Madeleine Ball