子供は可愛い、子供が好き、と言ったりする若い子がいます。これは、子供を産んだことがない、子育てをしたことがないから言えると感じてしまいます。
保育士はいつも笑顔で、子供がいたずらしても言うことを聞かなくても滅多に怒りませんが、これは保育士という「仕事」をしているからです。
ですが、ママは毎日多くの時間を子供と向き合って必死に子育てをしています。
健やかに成長して欲しいと願って一生懸命ご飯を作り、清潔にしてあげたいからお風呂に入れて、良いこと悪いことの判断をつけてもらうためにしつけをします。
それなのに、ご飯をなかなか食べてくれない、お風呂を嫌がる、悪いと言い聞かせても反抗してくるというような毎日が続けば、嫌になってしまうのは当たり前です。
たとえお腹を痛めて産んだわが子であっても、腹が立ったり、可愛くないと思ってしまうこともあるでしょう。
そして、そんな自分に気づいて自己嫌悪になる、というのはほとんどのママが体験していることです。
ですので自分を責める必要はありませんし、ムリに可愛がろうとする必要もありません。
ママも子供も一人の人間ですから、そんな時もあるぐらいに考えて、神経質にならないようにしましょう。
自分を追い込むと、その反動は子供に向かってしまって、余計に可愛く思えなくなってしまいます。
イライラしたりムカついても、ぎゅっと抱きしめてみれば、その体の小ささに気がつくでしょう。
腹が立つと相手を同等に見てしまい嫌になってしまいますが、子供は子供なのです。
お腹が空けば食べますし、お風呂だって2日や3日入らなくても死なないので、しばらく放っておいて気持ちを休ませてあげましょう。
Photo by Raul A.-