ドメスティックヴァイオレンス、いわゆるDVは、女性が被害者とは限らないものの、世界的に見てもほとんどの被害者は女性です。
抜け出すのが容易ではないDVですが、決してDVを許してはダメで、勇気を出して立ち上がる必要があります。
・世界的に問題となっているDV!一人の母親が勇気を出して立ち上がる!
WHOが実施した調査によれば、世界でパートナー(男性)から身体的または性的暴力などのDVを受けた女性比率では、17国のうちエチオピア1位で、2位がペルー、そして3位バングラデシュとなっており、日本は17位となっています。
昨年の調査では、日本のDV相談率が前年よりも25%も増えており、1年間の摘発件数が469件となっています。
しかし、この数字はあくまでも摘発された件数で、相談したくてもできないという案件もたくさんあるのではないかと思われています。
アメリカでは、1人の母親が勇気を出して立ち上がっています。
スタンドで働いていたディーンさんのもとに1人の女性客が救いを求めてきます。
女性を一目見たディーンさんは、その女性が何かにおびえていて、とても緊迫した状況であることに気づきます。
女性からペンとメモを貸してもらえないかと言われたので渡すと、その女性は素早くメモを書きディーンさんに渡します。
手渡されたメモを見るとそこには「警察に通報してください。DVなの」と書かれていたのです。
・DVを決して許してはダメ!
メモには車のナンバーも書かれており、ディーンさんはすぐに警察に通報します。
間もなく車が発見され無事に保護されました。
この女性に暴力を振るっていた男性は、実母もバッドで殴るという極悪人で、アルコール依存症、ドラッグの密売人でもあったそうで、女性は子どもを人質に取られていたと言います。
男が途中でディーンさんのいるスタンドに給油に入ったため、その隙にディーンさんに救いの手を差し伸べたのです。
繰り返し行われる身体的&精神的な暴力はまさに地獄ですが、DVを働く男性のほとんどが、それを行った後には信じられないくらい優しい対応になり謝罪の言葉を述べます。
「いつかは止めてくれるかも」「私が支えなければ」と女性は信じ、どんどん追い詰められていくのです。
しかし、DVを決して許してはダメです。
自分の弱さに負けないで、この女性のように救いを求めることが大切です。
Photo by ellyn.