ママのお腹の中にいた頃の記憶「胎内記憶」を持っている子どもたちの話題。たまに耳にしますが、「うちの子は全く、、」という方も多いのではないでしょうか。
この胎内記憶を持つ赤ちゃんは意外と多くて、さまざまな胎内エピソードが語られているようです。
●3人に1人の子どもが胎内記憶を持っている!
幼い子どもがママのお腹にいた頃の様子を話してくれた、といったエピソードを耳にしたことがある方も多いかと思いますが、これは、胎内記憶と言われるもので、胎児のとき、ママのお腹にいたときの様子、感じたことを、生まれてからも覚えている記憶のことです。
うちの子は、全くそんなことは口にしなかった、というママもたくさんいますし、「本当なの!?」「空想じゃないの?」などと、信じられない方も多いはずです。
しかし、日本だけでなく、世界中で、さまざまな胎内記憶のエピソード、調査結果が報告されています。
胎内記憶研究の第一人者である、産婦人科医師の調査によれば、およそ3人に1人の子どもが胎内記憶を持っているというから驚きです。
意外と多い!という感想を持つ方が多いと思うのですが、実は、聞かれなかったから言わなかっただけで、実際には、胎内記憶も持つ子どもは、たくさんいると言われているのです。
ママの方から聞いてみると、あっけらかんとお腹のときのことを話してくれることも十分に考えられるのです。
「ドクンドクンっていう音がした」「こんなふうにして丸まっていた」と話す子どもや、「頭がキューってなって外に出た」「まぶしくて寒かったの」と生まれたときの記憶を話す子どももいます。
●胎内記憶を聞き出す方法
とても興味深い、神秘的な胎内記憶のエピソードですが、残念ながら、その記憶を大人にまで持ち続けるのは難しいことです。
多くの子どもは2~5歳の幼少期に、ママに胎内記憶について話してくれるパターンが多く、それ以降は徐々に記憶も薄れてしまうようです。
胎内のことを覚えていて、かつそれを会話で伝えられる時期が、胎内記憶のことを聞き出すタイミングです。
つまり、子どもがおしゃべりができるようになってきた頃がチャンスで、早すぎても遅すぎても、いい回答が得られないのだそうです。
早いうちから何度も「お腹の中どうだった?」と聞いていると、子どもは答えようとして、空想や想像してしまい、現実の記憶と混同してしまうからです。
また遅すぎると、記憶を忘れてしまうかもしれません。
そして、聞くときは「お腹の中のこと覚えている?」という聞き方にした方がよいようです。
ダメなのは「温かかった?ママの声がした?」と具体的な言葉を使って質問してしまうと、ママの言葉がいつの間にか自分の記憶とすり替わってしまい、子どもの中で記憶がねつ造されてしまいます。
子どもの反応がなかったときはそれ以上しつこく聞こうとせず、さらっと話題をやめるようにして、期間を開けてから再チャレンジするようにしましょう。
胎内記憶を持っていても、必ずしも自分から話してくれる子どもばかりではないので、ママの方から質問を投げかけてみてはいかがでしょう。
子どもがリラックス出来る時間帯や場所を選んで、聞き出すのがポイントです。
寝る前に布団の中にくるまりながら、または、湯船につかっているときなども良いかも知れませんね。
思わぬエピソードを話してくれるかも知れません。
Photo by Will Keightley