時代が変遷すれば子供たちの遊び方も変わるものですが、最近は公園でもどこでもゲームを持ち寄って遊ぶ子供たちを目にすることが多くなりました。
眼が悪くなる、勉強をしないなどと言う大人もいますが、考えてみるとその原因は大人にあるのかもしれません。
・親子の会話をつづったSNSへの投稿
小さいお子さんを持つ“おむニキ”さんが、ある日投稿したSNSへの文章が話題を呼びました。
3つに分けられて投稿した内容には、子供が外で遊ぶと言うと公園の遊具が撤去され、学校は放課後入れないようになり、住宅街で遊ぶこともできません。
さらに子供が外でゲームをすると言うと外での遊び方を知らないという大人の返事、子供が家でゲームをすると言えば体を動かせと、ポケモンGOをすると言えばそのゲームは危険と、大人がすべて奪っているというのです。
問題は親だけではなく、子供が外で騒ぐと近所の高齢者が家から出てきてうるさいと怒る、静かに遊んでいると最近の子供はおとなしいと言う、これこそ子供の遊び場を大人が奪っているというのです。
・次々と増える禁止事項
反響は大きく、近所の公園ではボール遊びが禁止された、ポケモンGOで近所の公園に行ったら野球とサッカーが禁止されていた、遊具のない公園で遊べと言われると子供は携帯ゲームを持ちだすしかない、という返事が多く見られたのです。
大人世代が子供のころは遊具も公園に多く、野球やサッカーと言ったボール遊びも自由にできました。
家に帰ればゲームができる、遊べばケガをするのは当然でそんなものは気にしないという時代だったのです。
ところが現代はボール遊びも禁止、ケガが心配だから遊具は撤去、熱中症の心配があるから外もダメ、家でゲームをしてもダメと禁止事項が増えています。
がむしゃらに危険を避けて禁止事項を増やすより、大人がまず子供に遊び方を教えてあげることこそ重要ではないでしょうか。
大人が子供の立場に立ったとき、どのように対処するか考えてみるといいかもしれません。
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