鼻づまりになるとイライラしてきて集中できなくなりますね。
思考能力が低下して、勉強や家事、仕事など、日常生活にも支障をきたしてしまいますし、寝る時にも息がしづらいので、なかなか寝付けないといった悩みも出てきます。
地味ではありますが、意外と厄介な鼻づまりは、スプレーや薬で止めることも出来るものの、できれば薬を使いたくない人や薬が手元にないときもあるでしょう。
そんな時におすすめのツボがあります。
・辛い鼻づまりを薬なしでラクにするツボ
舌の先を口の中の天井部分に数秒間ほど押し付けてください。
力は入れず、リラックスさせたままでオッケーです。
それと一緒に、中指と人差し指で眉間を数秒間押してください。
この2つの動作を同時に何回か繰り返すだけです。
このツボ押しには、鼻腔構造を支持する骨である鋤骨部を動かす効果があり、これにより鼻腔がクリアになり鼻づまりの症状が軽くなります。
また、息を止めるという方法もあります。
若干、顔を上向きにして、息を大きく吸い込んだら鼻を指で押さえます。
息をできるだけ長く止めて、我慢できなくなったら指を離してください。
この方法は、息が出来なくなる状態を意識的に作ることで、脳はサバイバルな状態に陥るため、鼻水の量を抑えようと働く原理を利用したものです。
どのくらいの効果があるのかは人それぞれですが、こんなに手軽な方法で鼻水が止まれば嬉しいですね。
試してみる価値はありそうです。
・どうして鼻づまりにツボ押しが効果的なのか・・
このほかにも鼻づまりに効くツボはいろいろとあります。
どうしてこのようにツボ押しをすることで鼻水がラクになるのかと言えば、鼻の粘膜をコントロールする神経を刺激するからです。
鼻周辺には、顔面神経や感覚神経などのさまざまな神経が通っています。
そこに分布しているツボを押すことで、鼻や耳、目などを司っている神経に刺激が加わり、鼻粘膜の血流が良くなり鼻がすっきりと通るようになるのです。
ただし、この「ツボ押し」や「鼻をつまんで息を止める」という行為は、妊娠中のママさんや、子どもには、逆に、ツボの押し間違えや息を止めるという行為で、血流の流れが悪くなったりする恐れもあるので、決してやらないでください。
Photo by How To Clear A Stuffy Nose Instantly