寝冷えと言う言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、ほとんどの方は気をつけていることですから実際に寝冷えを起こすとどのようなことになるのか分からないと言う方が多いでしょう。
風邪と同様、寝冷えは万病の元と言われており、風邪や腹痛の原因となり、悪化すると熱を出して寝込むこともあります。
そもそもなぜ寝冷えが起こるのかと言うと、寝ている間に寝巻きがはだけている、室温が非常に低いときに起こりやすいです。
冬に気をつければいいのかというとそうではなく、真夏にクーラーをつけたまま寝てしまう、汗でびっしょり濡れたまま寝て冷えてしまう、真冬に布団を蹴飛ばしてしまうということがあります。
上記のケース以外にも、冬になる前のまだ暖房をつけないけれど朝晩は冷える時期、夏になる前の気温の変化が激しい時期にもっとも寝冷えが起こりやすいのです。
なぜなら体が冷えの影響をもっとも受けやすいのは、夏の温かさになれていたのに急激に寒くなってしまう時期だからです。
特に昼と夜の気温差が激しい時期は体温調整が難しく、寝る前に寝冷え対策を取らないことが多いのです。
寝冷えすると下痢、腹痛と言った腹部の症状や咽頭痛や熱、頭痛と言った風邪の症状だけではなく、肩凝りや関節痛、手足の冷えが起こります。
ひどければ慢性化して関節リウマチを起こしたり、免疫力低下によって様々な病気にかかりやすくなったりしますので、寝冷えには注意が必要です。
靴下を履かず腹巻をする、入浴後汗が引いてから眠るなど、寝冷え対策をしておきましょう。
Photo by Katie Tegtmeyer