子どもが病院の開いていない、真夜中に限って熱を出してしまう、と感じているママも多いのではないでしょうか。
真夜中に子どもが高熱を出せば、すぐにでも夜間救急に連れて行った方が良いのか、と焦るものです。
●子どもが真夜中に高熱!子どもを夜間救急に連れていった方がいいの?
人の体温というのは、睡眠のリズムやホルモンの昼夜の変動などに大きく影響を受けるために、朝のうちは熱が下がりやすく、反対に、夕方から夜間にかけては熱が出やすいのです。
ですから、夜になると、子どもたちは熱が高く上がりやすい傾向があるのです。
夜に熱が高くなるのは、夕方に入ったお風呂が原因だと思われることが多いのですが、実は、睡眠リズムやホルモンによる影響なので、熱が数日続く時には、昼と夜の熱を比較するのではなく、毎日同じ時間帯に熱を測って比較することで、病状の経過を正しく把握することが出来ます。
夜に高熱が出れば、症状が悪化したのでは、と不安になり、さらに、病院が閉まっていることも、ママやパパの不安を助長してしまいます。
しかし、焦ってやみくもに、真夜中に、寝てるの子を起こして、遠くの夜間救急まで行って、あげくに何十分も待たされながら、赤ちゃんを連れまわすのは、熱で苦しむ赤ちゃんの負担を増してしまう可能性があります。
夜間救急では解熱剤をもらう程度の処置しかできず、結局翌日かかりつけの病院へ行くよう指導されます。
もし子どもの症状が、「熱が高いだけ」であれば、そのまま眠らせて、翌朝を待ってから、近くの病院を受診した方が、子どもの身体の負担も少ないですから、あまり慌てなくても大丈夫です。
ただし、熱が高いだけでなく、痙攣があったり、顔色が悪いなどの、他の症状が見られるような場合には、すぐに救急車を呼ぶか、「救急相談コーナー」へ連絡して、救急車を呼んだほうがいいのか確認しましょう。
※救急相談センターの電話番号は、#7119で、24時間受付、年中無休となっています。
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