0~2歳の赤ちゃんの代表的な病気といえば、突発性発疹(とっぱつせいほっしん)。
「うちはもう終わったから」と安心しているママも、「うちの子はいつやるの?」と不安なママも、もう一度ご確認を。
●うちの子はいつ?「突発デビュー」の日
「突発デビュー」なんて言われるように、ほとんどの子たちが2歳までにかかると言われる突発性発疹。
突然40度近くの高熱が出て、3日くらいで熱が下がり、熱が下がる頃に全身に発疹が現れるのが特徴です。
多くの場合、熱が出ている頃は元気だけど、熱が下がった頃から1週間くらいぐずり続ける子が多いようです。
●「1度かかれば、一生かからない」…これ嘘?
「突発は1度かかれば終了。免疫がつくので、その後は2度とかからない」と考えられていますが、実は違います。
突発性発疹の原因は、『ヒトヘルペス6型』というウィルスなのですが、別の『ヒトヘルペス7型』もあり、2種類のウィルスがいます。
一度かかっても、それとは別のタイプにまたかかる可能性があり、「突発を2回やった」というケースもあるので、注意が必要です。
●3歳過ぎてるのに1度もかかったことない!誰かにウィルスを伝染してもらった方がいい?
おたふくや風疹と違い、大人になってから感染したからといって、重症化するようなことはありません。
また、一度も罹ったことがない、という子も、実は知らない間に感染しているケースが多いようです。
というのも、『発熱のあとに発疹』という典型的な症状が出るのは、全体の50%と言われているからです。
それ以外の感染者は、熱や発疹があまり出なかったりして、知らない間に感染して、原因がわからないまま治っていることが多いようです。
赤ちゃんが熱を出して病院に行くたび、医師や看護師から「突発性発疹はもう済みましたか?」と言われるママも多く、「え、うちの子まだかかってない…」と逆に心配になってしまう人もいるようです。
しかし多くの場合は知らない間に済ませていることが多いのですね。
風疹などのように、感染経験があるか/抗体獲得してるか?が、検査で簡単にわかるといいですね。
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