1歳未満の子の99%が発症すると言われている、突発性発疹(とっぱつせいほっしん)。
それまで元気だった赤ちゃんが急に40度くらいの高熱を出す突発性発疹は、もう一度しっかりおさらいして、特徴や症状などを知っておきましょう。
●詳しく知っておきたい、突発性発疹の特徴、症状は・・
突発性発疹は、生後半年から1年までの間に発症することがほとんどで、まれに1歳を過ぎてから発症するケースもあります。
遅くても2歳までには、どんな赤ちゃんでも突発性発疹を発症します。
突発性発疹は、ヒトヘルペスウイルス6型に感染することが原因で、一度感染すれば2度とかかることはありません。
しかし、突発性発疹に2回なった、という人の話しを聞いたことがないでしょうか。
それは、ヒトヘルペスウイルス7型にも感染した場合で、これも同じような症状を引き起こします。
このヒトヘルペスウイルスは、感染すれば一生涯体内に残っているので、親から子どもへ飛沫感染などでどうしても感染してしまいます。
生後3ヶ月くらいまでは、ママからもらう免疫で、さまざまな感染症から守られているのですが、生後半年を過ぎたあたりから、免疫の力が弱まってくるので、ヒトヘルペスウイルスに感染、突発性発疹を発症します。
突発性発疹の症状としては、40度近い高熱と、熱が下がった後の全身に見られる発疹です。
突如として40度近い高熱が出て、これが3日から4日程度続き、やがて自然と熱は下がります。
それと同時にお腹や背中など、全身に赤い発疹が出てきますが、これには痒みは伴わず、2~3日もすれば、この発疹も次第に引いていき、跡も残らないので安心してください。
高熱により、けいれんを引き起こす場合もあるのですが、命に関わるようなことはないので、落ち着いて様子を見てくださいね。
Photo by Anne Berit Heggem