日本ではジェンダーレス男子という言葉も聞かれるようになり、実際に男女の壁を超えたタレントが人気です。
しかしまだまだ男女はこうあるべきだという根強い考えもあり、子育ての上で悩みを抱えるママもたくさんいます。
・チュチュが大好きな男の子!スカートを履かせるママは虐待しているの!?
ルーくんという3歳半の男の子は、チュチュがとっても大好きです。
母親のジェンさんは、そんなルーくんに愛情を持って育てています。
しかし、ある日、「興味のあることはなんでも体験してほしい」と、育児に頑張るジェンさんに、見知らぬ男性から思わぬ言葉を投げつけられることになります。
バレエをする際に身に付ける舞台衣装であるチュチュは、最近ではファッションの一つとして、女の子たちの間でも人気がありますね。
ルーくんは、「とてもキレイだし、履いているとなんだか勇気が湧いてくる!」「男の子がチュチュと履いちゃいけない決まりはないでしょ」と、チュチュが大好きな理由を語っています。
はじめは母親のジェンさんも違和感があったものの、「本人が強く望むのだから」とチュチュを履かせていたそうです。
買い物や教会に行くときにも、いつでもチュチュを履いているルーくんに、ある日、見ず知らずの男性が声をかけます。
「君のママは君にチュチュなんか履かせるべきではない。なぜなら君は男の子なのだから」そして「君のママは悪い人だ、これを児童虐待って言うんだよ」と、ルーくんに言ったのです。
・もしも自分の子どもだったら・・チュチュが好きな男の子を育てるママに賛否両論!
この男性はさらに、ルーくんの写真を撮ろうとしたそうです。
世の中の人にルーくんの写真を見せて、世間がなんて言うか判断してもらおうとしたそうです。
警察が駆け付けたおかげで男性も引き下がったそうですが、ルーくんの恐怖はいつまでも続いたそうです。
もしも、ルーくんが自分の子どもだったら、ママであるあなたはどうするでしょう。
ジェンさんのように、どんなに周囲からいろんなことを言われようと、子どもが強い意志を持ってやりたいと思う事をやらせてあげる自信があるでしょうか。
中には、「3歳の子どもには正しい判断力が備わっていない」という批判もあります。
自分の価値観とは違う人や状況に直面したとき、「相手が間違っている」と判断して批判するのか、それとも「自分は共感出来ないけども、そういった考え方もある」と認めることができるのか、人というのはこの2つのタイプに分れるのではないでしょうか。
後者のような考え方でありたいですね。
Photo by KcMacPhoto