ことわざは教訓になりますし、覚えておいて損はないものですが、思わず笑って納得してしまう「育児ことわざ」もあります。
Twitterのハッシュタグ「育児ことわざ」で知られる、世の子育てママたちが考えた名作をご紹介します。
「三度目の掃除機」
ご飯を食べさせた後、たとえビニールシートや新聞紙を敷いていても床にはご飯粒や食べかすが散らばっています。
1日に何回、掃除機をかけたか数えてみたいくらいすぐに散らかると思うママも多いのではないでしょうか。
外遊びの後、ポケットから砂や落ち葉がこぼれたりしてることも…。
「病は子から」
支援センターで同世代の赤ちゃんと交流したり、保育園や幼稚園に通い出すと、子どもは病原菌をたくさんもらってきますが、集団生活に入っていなくても抵抗力の弱い乳幼児は病気にかかりやすいものです。
そして最終的にはママやパパに移り、一家そろって寝込むこともあるでしょう。
最初に感染した子どもより、うつされた大人の方が重症化したりして、久しぶりの病気にやられることもよくあります。
「人になるにも三年」
赤ちゃんは1年かけて歩けるようになり、食事も1年半かけて幼児食へ移行するようになります。
さらにオムツが外れるのも3歳を過ぎてからという子が多く、一人で服を着替えたりすることができるようになるのも時間がかかると気づかされるものです。
「悪事の前の静けさ」
おとなしいな、と思うと何か悪さをしていることはよくあります。
さらに洗濯物を干そうとベランダに出るとベランダの扉を静かに締めて鍵をかける、洗濯物を取り込んでたたんでいると、たたんだそばから洗濯物をぐちゃぐちゃにしていると言ったこともあるようです。
「置くのむずかし抱くには重し」
置くと泣いてしまう眠った赤ちゃんを持つママに共通のことわざかもしれません。
いつまでも抱っこしているのも重たくてできません。
「寝た顔をさわって起こす」
これは自分のうっかりではなく、孫の顔を見に来た祖父母、特に祖父に共通することのようです。
寝かせるのに苦労したという場合、すぐに起こされるとまた大変な思いをすると疲れが押し寄せてくるでしょう。
「隣の子どもは静か」
自分の子どもが落ち着きなく歩いていたり、騒いでいたりすると、つい隣の同じくらいの年ごろの子どもが静かでいいな、と思ってしまうものです。
しかし話を聞くとみんな同じような悩みを抱え、同じように思っているようです。
子育ては、うんざりすることの繰り返しですが、こんな風にことわざとして並べてみると、面白くて笑えますね。
どこの家でも、子どもは同じようなことをして、親を振り回しているのですね。
そして、数年後には悩んでいたのが嘘のように、終わってしまって、さみしくなるような「育児あるある」現象もたくさん。
今しかできない子育てを笑って楽しめるといいですね!
Photo by Juhan Sonin