ベッドの上で横向きに腰掛ける体制で麻酔(epidural)を入れると脚の方がボワアと感覚が鈍くなり、少しポカポカと温かくなったような気がしました。
だんだんと脚を触っても感覚が来なくなり、つねっても全然痛くない。 わあ!これが麻酔なのね、と当たり前ですが自分の身体の変化に不思議な気分がしました。
その後重くなった下半身を看護師さんと夫に助けてもらいながら元の横たわる体制に戻りました。 自分では力が入れられないので、移動するのは一苦労。 ただ麻酔は下半身のみなので腰の上は、全く普通の状態でした。
その後、陣痛促進剤が届くのを待つ事になったのですが麻酔を入れたら急に心地良い眠気に襲われました。 最初は、産後どんな生活になるかなどを看護師さんや夫と和気あいあいと楽しく話していたのですが、破水からほとんどゆっくりと睡眠を取れていなかった事もあり瞼を閉じ少し休むことにしました。 緊張感ももう全然なくなり快適なベッドで、夫達の楽しげな会話を横に、至福な気分ですやすや。
後で聞いたら30分位寝ていたそうですが、驚くほど気もちのいい睡眠時間でした。まさか出産の直前にこんなにゆったりした時間を過ごせるとは。
破水からずっと緊張が続いていたのである意味ほっとした瞬間だったのかもしれません。 痛みには普段からとても弱い私なので、無痛分娩の恩恵だなと思いました。
起きてからは、少しお腹がかゆくなったりしたのですが麻酔をすると良く起こる現象らしく、切れたら症状は自然に治まるとのことなので気にしない事にしました。
ライター紹介: MANA
特技・趣味:語学、音楽鑑賞、食べ歩き
家族構成: 夫 / 娘 1歳
Main Photo by Mama Marcia