子供に野菜を食べてほしいのにキライでなかなか食べてくれない、と悩むママはたくさんいます。
ただ人類の歴史を考えると仕方ない、という人もいるようです。
・昔人類は肉食だった
人類が誕生したばかりの頃、食料を得る糧は主に狩猟だったと言われています。
食物連鎖と言われるように強いものが弱いものを捕食する、というのはこのころからあったものですが、人類は石類を削って武器にするなどして狩り、漁をしていました。
しかし最近の研究で、人類の祖先は根茎類をメインに、植物に大きく依存していたようです。
狩りは失敗することもあるため、肉類を食べることができない日もあります。
植物以外にも小動物を食べていたと言われていますが、大型動物の肉はその当時からごちそうだったのです。
・子供が野菜嫌いなのは当たり前?
乳幼児の中には絶対に野菜は受け付けないという子供もいます。
人類が農耕により野菜を育て、取り始めたのはおよそ1万年前のことで、それまでは狩りや採集による食料調達だったのです。
しかしそれでも狩りは行われており、肉を主食とする文化は世界中に広まっていましたので、そのDNAは今も引き継がれていると言えるでしょう。
日本の食文化字体完成したのは安土桃山時代と言われていますので、それまで人類は様々な方法で食料を得ていたのです。
野菜ももちろん食べていましたが、肉イコールごちそうという構図がもし昔からあるのであれば、乳幼児の野菜ギライも納得できるかもしれません。
とは言え野菜にはビタミンやミネラルが豊富に含まれていますから、成長のためには食べてほしいものです。
好きな食材と一緒に食べるなど、工夫しながら子供の好き嫌いと向き合うママは多いのではないでしょうか。
photo by Quinn Dombrowski