家族は力を出し合って支え合って生活するもの、とは思っても誰か一人に家事の負担がかかるのはどの国でもあるようです。
ある女性が自分にかかる負担が不公平だとストレスがたまり、ある手紙を家族に向けて書きました。
・母親が手紙にしたためたこと
母親はまず、家族がお互いに尊敬し合い、思いやりを寄せ合う姿を確認するまで家事一切を放棄することを宣言しました。
落ちた靴下を広い、チラシを捨て、コップを食器洗浄機に入れ、スニーカーを探し、ソファーのクッションの間を探してリモコンを見つけ出し、ついたままの電気を消し、食器洗浄機を回し、学校に宿題や忘れ物を届け、トイレットペーパーを交換し、すべて何年もの間母親一人でやってきたことです。
・切れた母親の堪忍袋
しかし母親にも我慢の限界があるわけで、そのきっかけは犬とマンゴーのある事件にさかのぼります。
床に落ちたマンゴーを見つけた犬が遊び、舐めて加えて床に落として鼻でつつき、舐めてまたどこかに行く姿を一通り楽しんだ後みんな昼食の片づけをせずにどこかへ行ったのです。
昼食の片づけを終えた母親はカーペットに落ちた、犬の毛だらけのマンゴーを見つけました。
犬の様子を見ながら誰一人として拾おうとしなかったのです。
確かに母親は、買い物をして掃除をして洗車をし、ペットを獣医に見せて食事の支度をして洗濯をして、とたくさんのことをしています。
ですがその家族の間にある関係性を悪用するのが母親には耐えられなかったのです。
現在父親は出世し仕事で大きな成果を収め、子供たちは成長して自我を持つ青年に成長しました。
母親も彼らを愛しているのですが、どこかで何かがおかしくなったのです。
世話係でないはずの母親は自分たちは家族であり、助け合うことが本当の家族の一員であることではないのかと言います。
ふと振り返ったとき自分の自由な時間がない、家族の中で孤立しているように感じると思ったとき、この女性のような感情を持つ母親は多いのかもしれません。
Photo by Torrey Wiley