子連れの買い物は大変ですよね。
子どもをチラチラ見つつ、相手をしながら品を選ぶので、商品に集中できず、欲しいものをゆっくり選ぶ余裕などありません。
少し長引けば、子どもが退屈してぐずりだして、買い物を途中で切り上げてお店を出ることだってあります。
そのため、IKEAなど大きなお店では、専用の託児所を用意していたりします。
子どもにとっても、長時間の大人の買い物に付き合うのは苦痛なので、ちょうどよいのですね。
●「夫がぐずるから」買い物に集中できない
ママの長い買い物でぐずるのは、夫であるパパも同じ。
「疲れた」「休んで何か飲もうよ」「まだ見るの?」「もうどれでもいいよ」「同じようなの持ってるだろう」とぐずり出し、だんだんイライラ不機嫌になってくるので、そろそろ限界だなと感じて、ママもあきらめることが多いはずです。
ある意味、子どもよりパパの方が、ぐずったらタチが悪いかもしれません。
●ショッピングモールに『託夫所』がオープン!
そんな、ママの悩みを解消するために、世界初「夫預かり所」がオープンしたのは、中国上海のショッピングモール「万科広場」。
女性客の買い物中に、パートナーの男性を「老公寄存室」という部屋に置いておけるのです。
ママは、パパの顔色を見ながら買い物するストレスから解放されますし、パパも永遠に続くかのようなママのショッピングに付き合わされないで済みますね。
●アメリカや世界中で大絶賛
この『託夫所』は、アメリカの有名メディアが複数、ニュースで取り上げていて、早くも世界中から熱い視線が集まっています。
「画期的!」
「女性の買い物時間が増える、これからのクリスマスシーズンに便利!」
「これを機に、夫を預ける妻が増えるのでは…?」
「うちの旦那も預けたい!」
さらに男性からも
「こんな所があるなら喜んで行くよ!」
と、利用したい派の意見が目立ちました。
ゆっくり買い物したいママも、買い物につき合わされたくないパパ本人も、ニーズが一致しているようです。
ちなみにお店のフロアガイドを見ると「老公寄存室」は英語で「Husband Nursery」と書かれています。
「Nursery」は保育園とか託児所という意味なので、「夫の保育園」とも訳せます(笑)
この絶妙なネーミングも、世界中から「ユニーク!」と絶賛されるゆえんかもしれませんね。
●パパも大喜び!?
この『託夫所』には、ゆったりと全身をあずけられるソファ、マッサージチェア、テレビ、冷蔵庫には飲み物や軽食も用意されています。
現在はまだ週末限定のサービスですが、ママの買い物に長時間付き合う事に比べたら、パパ自身も喜んでこの部屋を利用しそうですね。
もし日本で導入するなら、スマホの充電器や、Wi-Fi、ドリンクバー、仮眠できるベッドや和室など、ネットカフェや温泉の休憩所のような設備があれば、パパたちは何時間でも過ごせそうですね。
『託夫所』のパパ同士で「おや、お宅もお子さんがいるんですか」など交流が生まれることも、あるかもしれません。
「パパに子どもを預けると時間がもたない」となげくママも多いので、『託夫所』と、ベビーシッター付きの『託児所』が隣接していれば、もっといいかもしれませんね。
ママが買い物する時は、自分のものだけでなく、子ども服や家族のものを選んでいることが多いのですから。
●オーストラリアの『託夫所』も大好評!
ちなみに、オーストラリアにも『託夫所』があります。
こちらは、町の中心部に設置された特設テント内に夫を預けるシステム。
クリスマスシーズン限定ですが、毎年大好評なのだそう。
確かに、クリスマスプレゼントを選ぶ時は、本人のいないところでゆっくり選びたいですものね。
夫たちは、『託夫所』でVRゲーム体験、最新デジカメレンタル、DIY教室など、ひまつぶしがてら、最新技術を試すことができて、気に入ったものを買うこともできます。
同じく預けられた夫同士で、一緒にお酒を飲むこともできるそうです。
いろんなタイプがありそうですが、日本にも『託夫所』ができるといいですね。
Source:
http://shanghaiist.com/2016/11/07/husband_nursery.php