最近は子ども向けのマラソン大会が充実しています。
ある食品メーカーが主催したちびっ子マラソンでは累計120万人が完走したということです。
こうした企業や自治体が開くどのマラソン大会も、子どもたちが心も体も健康的に育つことを目的として行われており、全国各地で開催されるようになりました。
ここ最近の健康ブームから、マラソンを始めたという人が増えています。
子どもたちの間でもマラソンをする人口が増え、家族みんなでマラソンをする、という習慣をつけている人もいます。
確かにマラソンは有酸素運動ですから、体にとっていいことがたくさんあります。
たとえば血中の糖分や脂肪が燃焼されますし、距離が長ければ内臓脂肪の消費にもなります。
また継続してマラソンを行うことで、皮下脂肪の減少につながりますから、肥満体型の子どもにはぴったりです。
さらに子どもの成長にもいい影響を及ぼし、心臓、肺機能の強化、筋肉の鍛錬となりますから、動きが軽くなる、将来的な肥満の心配が減る、ということにつながります。
精神的な面では、走ることが爽快感とつながり、頭がすっきりする、目覚めがよくなるというデータもあります。
またマラソンは42.195kmという距離が設定されていますが、完走したときに達成感を得られるのは長い距離だからこそです。
走ると人間は脚がリズミカルに動きますからエンドルフィンというホルモンが分泌され、気分が向上します。
するとストレスが減り、子どもものびのびと生活することができるようになるのです。
もちろんこうした大会目的でマラソンを始めるのもいいですが、親子のコミュニケーションの一環として始めてみてはいかがでしょうか。
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