出産後1週間位は産婦人科に入院して、しばらくはゆっくりと過ごすことができますが、退院してからが大変ですね。
実家に帰省して、しばらく家事など世話をしてもらえれば良いのですが、そうもいかない人も多いことでしょう。
生まれたての新生児は、朝も夜も関係なく、2,3時間ごとにおっぱいを欲しがります。
またそのたびにおむつも汚れているので、おむつ替えも必要になります。
それに加えて、掃除や洗濯などの最低限の家事をする必要があるので、ゆっくりと眠ることができない日々が続くママも多いようです。
これでは健康を害してしまっても当然であると言えるでしょう。
出産はとても大きな仕事ですから、それだけでも免疫力が低下して病気にかかりやすい状態ですし、それに加えて産後の赤ちゃんの慣れないお世話や、ホルモンバランスの変化で、心にも体にもトラブルが起こってくるのです。
では具体的にどんな事が起こるのかを紹介しましょう。
1)マタニティーブルー
出産の前と後では、ママの体には大きな変化が起こります。
ホルモンバランスが大きく変化するのですが、この変化に対応しきれず、マタニティーブルーを引き起こすことがあります。
授乳がうまくいかない、体調が悪い、などのちょっとしたことで悲しくなり、涙が出たりするのです。
精神的にかなり不安定な状態になるのがマタニティーブルーです。
家族や友だちなどに相談すること、そして地域の保健所のスタッフさんなどに相談することが大切です。
2)抜け毛
またホルモンの変化で大量の抜け毛が起こるママもいます。
3)乳腺炎
他にも乳房が赤く腫れて高熱、痛みを伴う乳腺炎になるママも多いです。
うつ乳が進行して起こる場合と、授乳によって切れた傷から細菌が侵入してしまうことがあります。
出産後にはいろいろな体や心の変化がありますが、小さなことも1人で抱え込まず、周囲のサポートを受けるようにしてくださいね。
Photo by Kelly Long