子供の多くは欲しいおもちゃがあればねだりますし、それは当然の行動として親も受け止めます。
その時、大抵の親は「今は買うときではない」「欲しいものは誕生日やクリスマスに」ということを理由になだめすかし、諦めさせようとします。
ところが子供の中には諦められずにその場で地団太を踏んでしまう、寝転がってしまう子も少なくありません。
では執拗におもちゃを欲しがる子供にはどのように対処すればいいのかというと、納得するまでおもちゃが買えない理由を教えることです。
おもちゃを買えるのはどういうときなのか、なぜ今買えないのか、幼稚園に入るくらいの年齢の子どもは理解しようとします。
また似たようなおもちゃが家にあればそれで代用できることや、遊んでいないおもちゃはどうするのか、自分で考えさせるいい機会にもなります。
遊んでいないおもちゃをどうするのか考えれば、この先おもちゃをどうするつもりなのか発展させて考えることもできます。
親が答えを導いてあげることはできますが、子供も一緒に考えさせ、どうすればいいのか自分で答えを見つけることで、ものの大切さやお金の大切さも分かるようになっていきます。
お金の大切さといっても、3歳くらいの子供にお金がどこからやってきてどうして大切なのか分からせるのは難しいことです。
そこは小学校入学に向けて徐々に覚えさせるとして、まずはおもちゃを買うタイミングを覚えさせること、我慢することの大切さ、ものを大事にする習慣を覚えさせてみてはいかがでしょうか。
Photo by Lindsay Shaver