めでたくオムツを卒業した後、ママの頭を悩ませるのがおねしょの問題です。
子どもは2歳までは毎晩おねしょをしていますが、年齢とともにだんだんと減っていきます。
トイレトレーニングがまだ完全に終わっていないうちは、寝る前に水分を摂りすぎたり、子どもの膀胱の容量がまだ小さい、など、簡単なことが原因になっているようです。
夜だけはオムツを着用して寝ている子も多いでしょう。
ただ、同じおねしょでも、小学校に入ってからのおねしょは「夜尿症」とも呼ばれて、すぐにおさまらない場合は、お薬による治療や、子どもの生活を見直した方がよい場合もあるそうです。頭のすみにいれておきましょう。
<家でのおねしょ対策>
●夕方からの水分摂取をコントロールすること
●身体を冷やさないように注意すること
●規則正しい生活をしてトイレの習慣をつける
●一時的にトイレの我慢の訓練をしてみる
●シーツの下に防水パッドを敷いて、おねしょしても叱らないようにする
などの方法があげられます。
また生活のコントロールとあわせて、子ども自身の心身状態も見直しましょう。
●子ども自身がおねしょの症状が続いてしまうことにストレスを感じていないか?
●それ以外のストレスを抱えていないか?
精神的に不安があると、自律神経がうまく働かず、おねしょになってしまうことがあります。
さらに、通常であれば眠っていてもトイレに行きたくなって起きるはずの尿量があっても、尿意を感じないほど深く眠ってしまうという睡眠の状態の問題も、夜尿症の原因のひとつではないかと考えられています。
といっても、子どもを夜中に起こしてトイレに活かせるという対策は、睡眠の質を下げてしまうため、逆によくないと考えられているので控えるようにしておきましょう。
おねしょは3歳から6歳くらいを過ぎれば、少しずつ減っていくことが一般的ですが、あまり長く続いて心配だという場合には、病院で相談してみることも検討しておきましょう。
おねしょをしてしまっても、ひどく叱らないことも大切で、子どもに不安やストレスを与えないように対処していきましょう。
Photo by Travis Swan