子どもを産んでからしばらくは、自分にかける時間も削ってお世話をしているママも多いでしょう。
メイクをする時間があるなら、少しでも赤ちゃんの相手をしてあげたい、というのはママだからこその愛情ですね。
●丁寧なケアをする時間がない
そのため、ついつい日焼け対策を怠ってしまったり、日焼けをしても簡単なケアをして終わりという毎日が続いてしまうこともあるのではないでしょうか。
そして気がついたら、今まではなかった日焼けあとやシミが残っていた、なんてママも少なくないようです。
●ホルモンの影響で色素沈着しやすい
そもそも産後は、ホルモンバランスが安定していないため、日焼けあとが残りやすい傾向にあります。
よく、授乳をしていたら乳首が黒くなってしまった、なんてことを耳にしますが、これはメラニン色素が原因になっています。
ホルモンバランスが不安定だと、紫外線の感受性を高める黄体ホルモンの分泌が増えてしまうため、メラニン色素が生成されやすくなります。
さらにターンオーバーが乱れてしまい、メラニン色素の排出も滞って沈着しやすくなるので、日焼けあとがなかなか消えないということになってしまうのですね。
●栄養が偏りがち
また、0歳から1歳の時期の子育ては、自分の食事がおろそかになりがちです。
常に子どものことを優先してしまうので、朝ごはんや昼ごはんは適当に済ませてしまうということが多くなります。
そうすると、必然的に栄養が偏ったり不足してしまい、肌が受けたダメージの回復が遅くなったり、紫外線に対しての抵抗力が減少したりして色素沈着したままの状態が続きます。
●睡眠不足
お肌をつくるゴールデンタイムとも言われるように、夜10時~2時はしっかり眠ることが大切と言われていますが、夜中の授乳などで、それどころではないですね。
日焼けあとが残ると、そのまましみやくすみとなって消えにくくなるので、そうなる前にしっかりスキンケアをしておきましょう。
●シミにしないための対策 4つ
産後ママがついおろそかになりがちな4点を、なるべく補うようにしましょう。
・日焼け止め
露出してる部分だけでも塗りましょう。ノーファンデ派であっても、さっと一塗りしておくと10年後に差が出ますよ。
・スキンケア
乾燥は大敵です。高いコスメをいくつも塗り重ねる必要はありませんが、汗ばむ季節ほど、洗顔後にクリームなどをうすくのばすようにしましょう。
・栄養のある食事
たまには家族に食事をつくってもらったり、忙しい時はお店のお惣菜でもかまいませんので、野菜などをバランスよく摂るようにしましょう。
・お昼寝で睡眠確保
夜しっかり眠れたら苦労なんかしません。寝不足のまま頑張らずに、家事の手を抜いて、子どもと一緒にお昼寝をするなど、体を休める時間を意識してとるようにしましょう。
子育てが落ち着いてきた頃、後悔しないように、余裕がなくても、最低限、気にかけておきたいですね。
Photo by Vasile Cotovanu