6万分の1の確率で、1つの膜の中で一緒に成長した双子の赤ちゃんが、手をつないだままこの世に誕生しました!
奇跡ともいえるニュースが、世界中に感動を呼んでいます。
●帝王切開で一緒に誕生した双子の女の子
この双子は、2014年5月10日に、アメリカ・オハイオ州で生まれた女の子、ジェナちゃんとジリアンちゃん。
帝王切開でお腹の外に取り上げられた瞬間も、しっかりと手をつないだまま、一緒に生まれてきたのです。
双子は別々に生まれることが多いのですが、この2人は後述の理由と帝王切開により、奇跡的に一緒に誕生できたのです!
この日はちょうど母の日だったことから「最高の母の日のプレゼント」として、 ABCニュースなどで取り上げられました。
●6万分の1の確率
~リスキーな『一絨毛膜一羊膜』の双子
自然妊娠の場合、100分の1の割合で誕生するといわれる双子の赤ちゃん。
双子は、一卵性でも二卵性でも、多くの場合、胎内で別々の羊膜につつまれて育ちます。
しかし、6万分の1の確率で、1つの羊膜のなかで2人が一緒に育つ『一絨毛膜一羊膜』という双子のケースがあるそうです。
ところが、この『一絨毛膜一羊膜』というのは、お互いのへその緒が絡まりあったり、ママから受け取る血液の量がどちらかに偏ったり、早産の可能性が高かったり、と、死産や障害のリスクが多く、健康に生まれてくることが難しいと言われています。
ジェナちゃんとジリアンちゃんも、この『一絨毛膜一羊膜』でしたが、幸いなことに2人は健康面の問題はなく、病院で経過観察をした後、無事に退院できたそうです。
<出典>順天堂大学医学部附属静岡病院
ママのお腹の中でも密着したまま育ち、誕生する瞬間も手をつないで一緒に出てきたなんて、とっても仲良し姉妹の2人ですね!
ジェナちゃんよりも400グラムほど小さく生まれたジリアンちゃんも、その後すくすく育ち、2人とも元気に大きくなっているようです!
<出典>
YouTube「A Mother s Day Gift: Rare Twin Girls Born in Ohio」
YouTube「RARE: Mono Mono Twins Born Holding Hands」
YouTube「Best friends already: Twin girls born holding hands」
Photo by Donnie Ray Jones