出産をすると骨盤が開いて歪んでしまうことが多いため、産後しばらくは腰痛が続きますが、基本的には自然に骨盤が閉じていくので腰痛も治まります。
ですが、一度は治まった腰痛が再発してしまうという専業ママが増えているようです。
その理由として挙げられるのが、専業ママだと長時間子どもの相手が出来たり、抱っこができるという環境です。
自分一人なら、歩くにしても座るにしても、自分の背丈に合わせて行動することができます。
しかし子どもと一緒の場合だと、無意識のうちに子どもの背丈に合わせた行動をしてしまいます。
歩く時には子どもの手を握れるように片方の手を低くしたり、腰をかがめたりしますし、座って遊ぶ時でも常に腰を曲げて子どもの高さに合わせたりしますよね。
このように、常に腰に負担をかけていると、必然的に腰が歪んでしまいます。
そして、抱っこというのは腰にもっとも大きな負担をかけます。
抱っこをすると、その体重を支えながら姿勢を保とうとしますが、この時に腰に大きな負荷がかかります。
子どもの体重が増えれば増えるほど負荷も大きくなるので、例え長時間ではなくても抱っこをすることで腰が歪んでしまうのですね。
ですが、いくら腰痛があるとしても、子どもの目線に合わせることや抱っこというのは大事なコミュニケーションです。
専業ママにしても、腰が痛くなるからといって子どもに合わせた生活をしない、なんていうのは嫌ですよね。
腰の歪みというのは毎日のケアが大事ですから、1日の終わり、寝る前の5分だけでもいいので骨盤体操などでケアをして腰痛知らずの子育てを楽しみましょう。
Photo by Leonid Mamchenkov