子どもが思い通りにならないことがあると家の中の物を投げるということ自体はそれほど珍しいことではありませんが、早めにやめさせておきたいと考えることが多いと思われます。
子どもは2歳くらいであれば、物事のよい、悪いの判断が少しずつできるようになっていると言われているため、最初はできるだけ短い時間でなぜ物を投げてはいけないのかを説明してあげましょう。
1回では理解できないことも少しずつ言葉を変えて説明したり、ぬいぐるみを使って説明するという工夫をすることなどで、子どもが理解できれば物を投げなくなります。
ただ、2歳でも6歳でも、物を投げるという行為でしか気持ちが言い表せないという子どももいるため、そのような場合にはただ言い聞かせるのではなく、先に子どもの気持ちを代弁してあげることも必要となります。
お腹が空いてることで物を投げようとしているとわかっていれば、その気持ちを子どもと共有し、その上で、それでも物を投げてはいけないし、物を投げなくてもママやパパはわかっているのだと伝えることが大切です。
さらに、物を投げる前に子どもの気をそらしてしまうという方法もよいとされています。
もしも子どもが物を投げるようであれば、投げそうな時に抱きしめてあげましょう。
投げる行為がクセにならないようにすることが最大のポイントなので、物を投げられたら悲しそうにするということや、投げられたものが痛がっていると子どもに伝えることもおすすめの方法です。
Photo by Kelly Sue DeConnick