少しでも思うようにならないとものを投げたり、泣き喚いたり、手が付けられなくなる。
こんな子供の癇癪にうんざりしてしまっているママやパパも多いのではないでしょうか。
いつ起こるか分からないこんな子供の癇癪にいつもハラハラするようになると、子供が可愛いと思えなくなることも。
うちの子が癇癪持ちでどうにかしたい、しつけが間違っている、とお悩みの親御さんも多いと思うのですが、実は子供の癇癪は、成長の証なのです。
癇癪が成長の証と聞いてびっくりされる方も多いと思うのですが、これは子供が人間性の新しい段階に移行しているということなのです。
自己の芽生えと同時に欲求を学ぶようになり、子供の表現方法の一つとして、この癇癪が起こるのです。
これは全く問題ではなく、人間の成長過程の一つでとても健康的なことなのです。
子供はなにかの欲求を満たすために、癇癪を起こして親に表現するのですが、これはその子供の自主性です。
子供自身の意志、自主性のあらわれが癇癪になっています。
また、子供が癇癪を起こし、物を投げたり泣きわめいたりするのですが、ここで親としてダメなものはダメとしつけることが大切です。
親から毅然と叱られることで、癇癪を起こした子供は自分の欲求がすべて通るわけではないことを学ぶのです。
これは子供が成長する上でのとても大切な学びとなります。
癇癪を起こした子供を放置したり、言うことを聞いてしまうのは禁物です。
子供が訴えたいことはママやパパからの理解です。
思いを受け取ってもらえずに、ただ表面だけで言うことを聞いてもらえるようになると子供の癇癪はひどくなると同時に心に影響を与えます。
子供が癇癪を起こした時には、ダメとしつけることと同時に、しっかりと抱きしめてあげることが大切です。
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