いつも落ち着きがない子どもがいます。
ママはこんな子どもの対処の仕方に頭を悩ませてしまうことでしょう。
しかし、落ち着きのない子どもでも、ママの接し方で様子が変わってきます。
じっとしていることが苦手で、落ち着きがない子どもには、「きちんと静かにしていなさい」と言ってもほとんど効き目がありません。
「きちんと」という曖昧な表現ではなくて、「椅子に座って、手はお膝に置いてね」などと、具体的な方法を伝えるようにしましょう。
また、あまり長い文章で伝えると、意味が分からないことが多いです。
例えば、「トイレに行って、お着替えをして、カバンを持ってきて」などと言っても、しっかりと頭に入っていない可能性が高いでしょう。
一度に複数のことを伝えるのは止めて、「トイレに行ってね。」と、一つずつ伝えることで、子どももしっかりと理解でき、落ち着いて行動が出来るようになるでしょう。
また、落ち着きのない子どもに、ついついイライラしてしまい、ママは頭ごなしに注意してしまいがちですが、これは逆効果です。
落ち着きのない子どもをさらに興奮させてしまうだけです。
もしも、何か注意することがあれば、近づいてから穏やかな口調で話しかけるようにしましょう。
落ち着きのない子どもの場合は特に、極力すっきりとした部屋作りを心がけましょう。
子どもがいつも過ごす、子ども部屋やリビングなどで、いつもテレビがつけっぱなしだったり、おもちゃが散乱しているような状態では、落ち着きのない子どもは、さらに気が散りやすくなるでしょう。
例えば、おもちゃが入っている棚にはカーテンを付けて、普段は見えないようにしたり、テレビはつけっぱなしにしないようにするなど、外部からの刺激を少なくすることも大切です。
Photo by Leonid Mamchenkov