子どもの成長を願うのはどの親も同じことですが、できれば勉強ができる子になってほしい、と思うのも親共通の願いです。
しかし小学校に入学するとどうもほかの子より勉強ができないようだ、と落ち込むこともあるでしょう。
そんなとき、子供の弱点が強みに変わる親からの一言があるとしたら知りたくないですか。
・子供の短所は長所になる
ついつい自分の子供をほかの子供と比べてしまい、たとえば病院の待合室でほかの子はおとなしく待っているのにどうしてうちの子はこんなに騒がしいのだろう、レストランでじっと座っていられないのだろうと思うことがあります。
しかし子供が騒ぐのは元気で明るいということですし、じっとしていられないというのは生命力にあふれていて、世の中のいろいろなことに興味関心を持っているということです。
またすぐに怒る、わがままだという子供でも何事にもくじけず立ち向かう勇気を持っていると捉えることができますし、何度も同じことを聞いてくる子供は諦めることを知らない精神力を持っています。
・企業家に多い落ち着かない子供時代
実はベンチャー企業の社長をはじめ、社会的地位の高い人やスポーツ選手の多くは子供時代腕白で落ち着きがなく、偏食もしていたと言います。
たとえばアレルギーがあると言う場合はママも料理を意識するようになるので主婦として尊敬されるようになりますし、いつもふざける子供はユーモアあふれる人気者になる素質があります。
ぐちゃぐちゃにしたまま片づけない、周りが汚れていても気にしないだらしない子どもは神経過敏ではありませんし、どちらかと言うとおおらかなのでのびのび育つでしょう。
いつもぼーっとしている子でも、マイペースと言う特徴があり、時間に追われないという長所になります。
偏食の子どもは味覚が敏感で本当においしいものを選ぶ力に優れていますし、そのほかの感覚も鋭いでしょう。
ほかの人のまねをする子供の中には汚い言葉や使ってほしくない言葉を使う子ども、危ないことをする子供がいますが、それは周りの人に興味を持つコミュニケーション能力に長けた子です。
こうして考えると、自分の子供の気になるところも長所として伸ばしてあげられるのではないでしょうか。
Photo by Miika Silfverberg