子どもが悪いことをしたら、親は叱って子供に今したことは悪いことだということを伝える必要があります。
今ではほめるしつけ論もあり、叱るべきなのかどうか悩んでしまう人も。
叱り方によっては逆効果になることもあるので注意が必要です。
・自分の感情で叱らない
普段同じようなことをしていても叱られないのに、いきなり叱られたり、そんなに悪いことをしているつもりではないのに頭ごなしに怒鳴られることがあります。
普段同じことをしても叱られていなければ、子供はびっくりしてしまいます。
また、叱っているんだという感情を伝えようとして、怖い顔をして怒鳴るお母さんも多いです。
しかし、子供にしてみれば普段叱られていないことは悪いことという認識はありません。
また、怖い顔で叱られても、普段自分のことをあまり見てくれない親が自分のことを見てくれたと感じる場合、逆に喜んでしまうことがあります。
自分の感情のままに叱るのは良いことではありません。
・謝罪を要求してはいけない
子どもがほかの子に対して暴力をふるったりしたときなどに多いのが、注意した後子どもに謝らせるケースです。
悪いことをしたのだから謝らせるのは当然。
謝らせなければ謝ることができない子供になってしまう。
そういう思いから謝らせる親も多いのですが、子供にとって謝るのはとても難しいことなのです。
その為、謝らせようとすればするほど子どもも意地になってしまうことがあります。
また、素直に謝ったとしても、それは子供の本意ではありません。
親の意思によるものなので、子供は素直な気持ちで謝っている訳ではないのです。
その為同じことを繰り返してしまうのです。
子どもが何か悪いことをしてしまって叱る時は、その場で感情的にならずに冷静に叱ります。
その上で、なぜそのようなことをしたのか、子供の言い分もしっかり聞き、受けることも大切になります。
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