乳幼児から就学するまでは、家庭が子供にとってすべての世界と言っても過言ではありません。
子供は親を見て育つもので、家族の中で人間との関わり合い方や構造を学んでいきます。
例え言葉の意味が分からないとしても、声のトーンや言い方、表情などからいろいろなことを感じ取っているのです。
ですので、どんなに小さい子供でも、ママやパパは会話に気をつけなくてはいけないのですね。
やってはいけない夫婦の会話と言えば、当然ですが夫婦喧嘩が挙げられます。
もちろん、たまに喧嘩をしてしまうというのは全然構いませんし、ごめんねと謝って仲直りするという姿を見せるのは問題ありません。
ただし口汚く罵ったり、相手を否定したり、怒鳴ったりという喧嘩はしないようにしましょう。
感情的になると、人間は相手を攻撃しようと言葉使いが悪くなってしまいまうものですが、いわゆる「ガラの悪い言葉」は子供の心に悪影響を与えます。
もう一つ注意したいのが、他人の悪口です。
ママ友の付き合いや仕事関係などで、どうしても人に対しての愚痴や不満というのは出てしまうものです。
特に、ママ友というのは気が合う人ばかりではありませんから、どうしても悪口を言ってしまうこともあるでしょう。
悪口をたくさん聞いていると、子供は他人に対しての感情を悪く持ってしまうようになります。
そうなると、相手が何の悪意もないのに「わざと意地悪した」「嫌がらせをする」というような後ろ向きな捉え方をしてしまいます。
喧嘩も悪口も子供にとってはマイナスの感情を持たせてしまうことになるので、夫婦間でしないように気をつけてください。
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