子どもの成長の記録は、写真や映像ばかりではありません。
子どもが使っていたものや、体の一部(!)も残してあれば、大きくなってから、子ども自身が触れることができます。
あまりたくさん残すと保管場所をとってしまうので、ある程度の取捨選択は必要ですが、なかでもママが「これだけは!」と思うものを残してあげるといいですね。
●へその緒
これはテッパンですね。病院によってはもらえない場合もありますが、なんとなく「親が自分の誕生を大切に迎えてくれた証」として昔から大事に保管されてきました。
●手形
なるべく生まれた直後、新生児の頃のものが、サイズの小ささを実感できておすすめ。
普通の紙にスタンプするもの、粘土に手を押しつけて立体で型をとるもの、自宅でとった手形を業者に写真立てなどの製品にしてもらうもの、など、いろんな残し方があるようです。
●産声(泣き声)
泣いている声をビデオに撮る、産声専用のカード型のボイスレコーダーで録音する、など。便利なグッズも市販されています。
赤ちゃんの声は、あっという間に変わってしまいます。あんなにやかましかった夜泣きの声も、5年後には「かわいい~っ」とメロメロに感じてしまうものです。
●胎毛筆(赤ちゃん筆)
胎児の時からある、生え始めの毛だけで作る筆です。
赤ちゃんの初めて切った髪を、直接業者に送ったり、提携美容院に預けて、1本の筆にしてもらいます。
昔は赤ちゃんの髪の毛だけを紙に包んで保管していましたが、保存状態によってはボロボロになってしまうことも多かったようです。
筆としてまとめて、防虫剤を添えておけば、赤ちゃんの頃の柔らかな髪の毛を長く残しておくことができます。
遺伝的に、将来剛毛になりそうな子には特におすすめです。
●ファーストシューズ
初めて履いたベビーシューズ1つだけとっておくのはいかが?今は見慣れたサイズであっても、10年以上経って「なにこれ!オモチャみたいにちいちゃい!」と驚くはず。
他にも、新生児の頃のベビー服、どうしても手放さなかった毛布、おもちゃなど。
「これだけは!」というものを厳選して、残すのもありです。
子どもが大きくなったら、写真と一緒に、思い出の品を触って、昔話を聞かせてあげたり。
反抗期に、親よりも大きくなって、偉そうな暴言を吐くようになった我が子にも。ママは思い出の品に触れながら、赤ちゃんだったころを思い出せるかもしれません。
ただし、子どもの成長とともに、思い出の品は毎年増えていきます。
数年おきに見直して、もういいと思ったら捨てる勇気も大切です!
Photo by Kamilla Oliveira