最近何かと話題となっているのが、子ども用リード、つまり1歳前後の子どもがつける迷子紐です。
ではなぜ子ども用リードが話題となっているのかというと、本来の目的は立って歩くようになった子どもが飛び出していかないようにするためのものであるのですが、その見た目が犬のリードのようだ、子どもはペットではないという声が挙がるようになったからです。
しかし実際に活発なお子さんを持つ親御さんでなければ分からないことも多く、理解できないこともあるのですが、1人で歩くことができるようになった子どもはまだ危機管理能力がありません。
買い物に行った先のスーパーの駐車場で親の手を振りほどいて急に飛び出してしまう、ということは車が好きなお子さんをはじめよく見られる光景です。
おとなしく抱っこされてくれるわけでもない、ベビーカーが嫌いなお子さんを持つ親御さんにとって、子ども用リードは非常にありがたい存在なのです。
否定派はリードをつけることが子どもをペット扱いしている、という声をはじめ、力強く引っ張ると子どもが転倒したり、窒息して危険という意見も見られます。
確かに肯定派も否定派も言っていることは理解できますし、分かるのですが、何より優先すべきは子どもの安全を守ることです。
否定派には親が楽をしたいだけ、馬鹿親がすること、という意見もありますが、ほとんどが見た目の問題を指摘したものです。
賛成派は何かあってからでは遅い、車社会の世の中安全な場所を見つけてスーパーまで行くほうが大変、と子どもの安全を優先する声が多数見られます。
子どもの安全を守るために子ども用リードを使い、力を加減しながら飛び出しに備える、というのも1つの方法なのではないでしょうか。
Photo by TheeErin