「うちの子はどうも新しい環境に慣れるのに時間がかかって」と気になるママも少なくありません。
幼稚園や保育園に通うようになるともう積極的に少し友達と自分から接して欲しいと思うようになります。
ではどうすれば自然と社交的になるのかというと、やはりたくさんのお友達とかかわりあいながら身につけていくことがいいようです。
たくさんの大人に囲まれて、自分よりも大きい人を見て尻込みするよりも、同じ目線で同じくらいの背の高さ、体格の子どもたちと触れ合うことが、自信をもち社交性を生み出すといいます。
また子ども同士のつながりというのは大人には分からないことが多いようで、あの子はこれができる、この子はブロックでこんなものを作っていた、などというほかのこの行動を見ると、自分はこれを作りたい、自分はこれができるようになりたいと自分から輪の中に入っていこうとします。
もしモジモジして輪の中に入れないという場合も、子どもたちの集団の中でリーダーシップをとることができる子に、消極的な子どもを誘ってあげるよう話しかけると手を取って輪の中に入れようとします。
そうしていくうちに段々と人と触れ合うこと、友達と遊ぶことの楽しさを身につけていくのです。
消極的な子どもが急に積極的になるのは難しいですが、生活の中で自分に自信を持てば、少しずつ積極的になれる場面が増えていきます。
親にとって、少し手助けした後は、温かく様子を見守ってあげるしかありません。
乳幼児期にたくさんの人と関わって、自分のペースで無理せずに友達と仲良くなっていけたという経験をたくさん積んでおけば、やがて小学生以上になってから、社交性が身についていくと言われています。
Photo by Leonid Mamchenkov