オランダ在住のマリー・ファーモントさん(35歳)は助産婦で、写真家でもあります。
彼女が立ち会った出産で、生まれたての赤ちゃんを撮影した写真が、とても愛らしいと話題になっています。
生まれたての赤ちゃん。つい先ほどまでいたママの子宮のなかでは、こんなポーズで入っていたんですね。
すきまなくぴったりと丸まって、狭い空間におさまっているのがよくわかります。
外の世界で生活するようになると、もう二度とこんなにぴったりと丸まることはできません。生まれた直後にしか撮れない、期間限定の写真ですね。
マリーさんは語ります。
「ご家族にこの赤ちゃんの写真をあげると本当に喜んでくれます。
言葉だけの資料では伝わらない新鮮さがありますし、赤ちゃんがお腹の中にいるのと同じ状態を実際に見ると、別の感動があるようです」
実のところ、助産婦の仕事はハードで大変だと、マリーさんは語ります。
「いつでもすぐに駆けつけられるよう、備えていなければいけないし、家で待機中の時は、当然ながらお酒も飲めません。職場にいなくても常に緊張感を持っています」
それでも、命の誕生の瞬間を迎えるたび、自分はすごく素敵な仕事をしているんだと実感させられるそうです。
助産師の仕事をしながら写真を始めましたが、写真を撮り始めてから、より一層助産師の仕事を好きになったと、マリーさんは語ります。
<出典>
MIRROR ONLINE
Photo by Marry Fermont