赤ちゃんの笑顔を見れば、それまでどんなに育児で疲れていても、睡眠不足でへとへとだったとしても、一気に疲れが吹き飛んでしまうものです。
よく赤ちゃんの笑顔見たさに、こちょこちょ、とくすぐってみる事がありますが、ここでニコニコと赤ちゃんが思い通りに笑っても、実は笑っている意味が、くすぐったいからではないようなのです。
それでは赤ちゃんが笑う理由を説明しましょう。
●赤ちゃんが笑っているのは、実はくすぐったいからではないみたい!
生まれたばかりの新生児は、いつも寝ているか、おっぱいを飲んでいるかで、どんなに「いないいないば~」をしても、くすぐってみても、無表情・無反応なままです。
しかし、生後6週目くらいにもなれば、ニコニコと笑顔を少しずつ見せてくれるようになります。
生後3ヶ月半くらいからは、声を立てて笑うようにもなるので、ママやパパとしてはこちょこちょとくすぐってみたりして、赤ちゃんとのスキンシップを楽しめるようになります。
ママやパパとしては、くすぐったいから笑っていると当然思っています。
●実は赤ちゃんが笑っているのは、くすぐったいからではない?
認知科学者であるカスパル氏によれば、赤ちゃんがニコニコと声をあげて笑うのは、大人に構ってもらいたいからなのだそうです。
つまり、赤ちゃんは、くすぐったいという身体の感覚によって笑っているのではなくて、ママやパパとの関係を感じている時に、嬉しい、楽しい、もっと構ってもらいたい、と、笑っているのですね。
Photo by Amanda Govaert