さっきまでニコニコしていたのに、突然金切り声をあげて、地面に寝転んで泣き叫ぶ。
なんでもかんでもイヤイヤで、もう何に怒ってるのかわからなくなる。
ささいなことで機嫌を損ねて、座り込んで動かなくなる。
1歳頃から芽生え始めた自我が、だんだんはっきりしてくると、イヤイヤ期が到来。
天使のような我が子が悪魔に見える、というママも。
地雷を抱えているようで、外出するたびに気が重く、今までテッパンだった方法が利かなくなり、自信を無くすママも少なくありません。
そんなイヤイヤ期は、ほとんど3歳~4歳までには終わります。
今だけなのだと、わりきりましょう。
●タイマーをセットする
ママに言われた通りにするのが気に入らないことがあるようです。
例えば、公園から帰る時間、パジャマに着替える時間、など、声をかけても反発して動かないことが増えます。
その場合、時計を見せて、あらかじめ時間を伝えておくとよいでしょう。
しかしイヤイヤ期のみなさんは時計が読めないですから、もっとわかりやすいのはキッチンタイマーを利用することです。
「ピピピがなったら帰るよ」など言っておくと、納得いくという子が多いようです。
●生活サイクルをパターン化する
また、イヤイヤ期には、自分で予定を立てたい、イメージした通りに動きたい、という欲求が出てくるので、子ども自身が「次に何をするのか?」イメージしやすい状態だと、すんなり動いてくれるようです。
そのため生活リズムをパターン化するとお互いにラクになります。
着替え → 食事 → 歯磨き → お出かけ → 帰宅後のお昼寝…など毎日同じパターンでタイムスケジュールを組むのです。
「ねえ、この後おうちに帰ったら何をするの?」と聞くと、「ごはん!」と答えてくれるでしょう。
イヤイヤ期は毎日気分が変わるので、昨日よかった方法が、次の日にはうまくいかないこともザラです。
いつか終わる、長い人生の中で、あっという間の期間だととらえ、ゆったり構えられるといいですね。
Photo by Leonid Mamchenkov