女性に母性本能があるとする説がありますが、男性にも同じように父性本能があると考えられているので、どのような仕組みで父性本能が働くのかをチェックしましょう。
特に0歳や1歳の子どもがいる場合には育児のために役立てることができるでしょう。
●女性はホルモンからも母性本能が刺激される
女性は妊娠、出産を通して女性ホルモンの分泌が著しく変化すると言われていて、この変化が母性本能と深く関係しているようです。
また、母乳を出すために必要なプロラクチンが大量に分泌されることで、母性本能に目覚めるとも考えられています。
●父性が目覚めるメカニズムとは?
実はプロラクチンは男性にも存在するホルモンで、女性が出産前になると男性にもプロラクチンの増加の傾向が見られると言われており、父性本能のスイッチが入り、子育てへの意欲が高まるようになっています。
逆にそれまで働いていた男性ホルモンのテストステロンが減少するため、男性らしく競争することなどよりも、子どもを可愛く思って接する気持ちが大きくなるようです。
母性本能や父性本能がしっかりと働けば、子育ては非常にスムーズに行うことができるでしょう。
特に父親は母親とは異なる子どもとの接し方ができ、母親よりも少し荒っぽくおおらかに子どもと遊ぶことができると言われていることから、子どもが自信を持つきっかけを作ったり、自立のためのサポートができるとも言われています。
夫婦は互いに補い合うように子育てをするようにできているので、母性本能と父性本能はポイントとなり、男性の育児への参加はとても重要だと言えるのです。
Photo by Caitlin Childs