ほとんどの幼稚園では、壁や目のつくところにポスターやお知らせが貼られていますが、ほとんどは園児も読めるように平仮名やカタカナのみで書いてあります。
ところが、足立区にある私立東京いずみ幼稚園では、先生が子ども達に見せる教材から、ホワイトボードに貼っている教材など全てが漢字とレ点という、大人でも読めない人が居るかも知れない難しい内容です。
他にも、先生が手に持っているカードには無我夢中、傍若無人、粉骨砕身、付和雷同といったフリガナのない四字熟語が書かれていて、それを見た園児達は次々と声に出して読み上げていきます。
月日の表示も10月ではなく神無月、クラスの入口にはたんぽぽではなく蒲公英、バラではなく薔薇とあえて漢字でクラス名を表示しています。
園歌の歌詞や教室の提示物まで、全て漢字で表記するという徹底ぶりです。
この幼稚園に通う園児達は特別な子どもではなく、ごく普通の下町育ちの子どもです。
難しい漢字をいとも簡単に読めるのは、この幼稚園が実践している石井式国語教育に秘密があるようです。
幼児にとって、漢字はカナよりやさしい、というコンセプトに基づいた教育方針を取り入れる事で、漢字を難しいものではなく絵を見るのと同じように認識できるといいます。
導入当初は保護者からの反発も多かったのですが、みるみるうちに子ども達に変化が現れた事で、最初は反対していた保護者も理解を示すようになります。
東京いずみ幼稚園に通う園児のIQは平均で120以上というのも、この教育が間違っていない事を証明しています。
<動画>「天才の育てかた 東京いずみ幼稚園」
テレビで取り上げられた時の内容です。音楽で才能を伸ばすメソッドなど、漢字教育のほかにも天才を育てるヒントがたくさん!
<出典>
YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=acX2Bgz40aw
東洋経済
http://toyokeizai.net/articles/-/88744
Photo by Emran Kassim