新生児は免疫力も低く、室内と室外の温度差にさらされるだけでも、大きなダメージを受けます。
ママも出産したばかりで、まだ体も完全には回復していませんから、新生児の1ヶ月検診までは外出せず、できるだけ家でゆっくり過ごすことが理想です。
食事や日用品の買出しも可能ならパパや両親にお願いするか、少しの間だけ宅配サービスを利用するという方法もあります。
3ヶ月から5ヶ月くらいになれば、赤ちゃんの首も座り、ママも体力が回復してきますから、気軽に外出できるようになります。
ただしいきなり長時間の外出は避けておきましょう。
直射日光に当たらないよう注意も必要ですし、人ごみもできるだけ避けておきます。
人が多い場所はほこりや雑菌も多いので、あまりお勧めできません。
最初はベランダで外気浴したり、少しずつ外へ慣らしていくとママも安心です。外に行けるようになっても少しずつ時間を長くして、無理をしないよう注意してください。
また外出できるようになっても最初のうちは、パパがお休みの日など誰かと一緒に外出すると安心です。
外出できるようになっても、ベビーカーでは行ける場所も限られますし、荷物も多くなるため1人よりは慣れるまで誰かが一緒にいたほうが安心です。
過ごしやすい時期は、直射日光が当たらないよう注意していれば、パパとママとベビーカーを押しながら、近所の公園までのお散歩にも行っても大丈夫です。
とはいえ、実家の助けが得られなかったり、上の子の用事や、通院などで、新生児のうちからやむを得ず外出しなければいけないケースも少なくありません。
基本的に不要な外出は断って、やめるべきですが、家庭によってはどうしても出かけなければいけない状況もあります。
その場合は、赤ちゃんの発達や成育、ママの体調に問題ないかよく確認し、なるべく産後、日数が経過してからにしましょう。
そして時間にゆとりをもって、電車やバスでの移動は人の少ない時間帯を選びましょう。
多少お金がかかっても、車やタクシーなども利用しましょう。
抱っこひもやスリングを使って横抱きする場合も、長時間同じ姿勢が続くと新生児の骨には負担になるので、途中で休憩して、抱きなおしたり、へんな姿勢になっていないか、呼吸ができているか、こまめにチェックするようにしましょう。
Photo by Trevor Leyenhorst