次の3月や5月に初節句を迎える赤ちゃんたち。
お正月に祖父母に会うと、早くも「初節句どうするの?」と聞かれるパパやママも少なくありません。
●お下がりじゃダメなの?
お雛様や五月人形など、高価だし、わざわざ買うほど欲しいものでもない。だから、もう使ってないパパやママのものをお下がりにしちゃだめなの?と考える人もいます。
しかし、お下がりは本末転倒になってしまうようです。
というのも人形は、子ども1人につき新品を1セット買うのが基本なのだそうです。
その理由は、その子どもに禍(わざわい)が降りかかった時、人形が身代りになって受け止めてくれるという由来があるからです。
●姉妹で1つずつ必要なの?
とはいえ、女の子の数だけお雛飾りを用意して飾るのは大変です。
最近は住宅事情もあり、姉妹で1セットのお雛様を共有して飾り、その分、小さな飾りや市松人形などを別々に用意するという、代替案でお祝いしている家庭も多いようです。
●人形は誰が買うの?
地方にもよりますが、本来はお子さんのママの実家が用意することになっているようです。
実際は、お金をもらって、パパやママが好みの雛飾りを購入するケースが多くなっています。
ただし、これはあくまで昔ながらの方法。
昔のしきたりに合わせると、男の子の五月飾りも、お宮参りの産着も、母方の実家が用意するものが多く、出費がフェアじゃないという見方もあります。
特に三世帯で同居している訳でない場合、お雛飾りは母方の実家で費用を出してもらったとしても、父方の実家にもお祝いのお金を頂かないと、不公平だという指摘もあります。
また、若い夫婦がお雛様は不要と考えるケースもあったり、祖父母は立派な飾りがいいと希望したり、飾りを用意するのに、もめるケースも多いようです。
事前にパパとママでしっかり考えておいて、お正月など、みんなで会う時に、どのように考えているか伝えましょう。
Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)