ほとんど泣かない、笑わない、無表情な赤ちゃんのことをサイレントベビーと言います。
いつも泣く我が子に手を焼く親は多いですから、ほとんど泣かないサイレントベビーは手がかからず、一見いい子に見えますが、これは大間違いです。
無反応のサイレントベビーは、生まれつきそうだったわけではありません。
育て方のせいで、泣かない赤ちゃんになってしまうのです。
●サイレントベビーにさせてしまう毒対応とは・・
抱きぐせが付くと言って、赤ちゃんが泣いていても、そのままずっと放置していると、サイレントベビーになる可能性があります。
言葉をしゃべることが出来ない赤ちゃんは、自分の欲求をママに伝えるために泣いています。
お腹が空いた、おむつが濡れている、と泣いてママに訴えているのです。
しかし、どんな泣いてもママから無視され続けると、泣いても意味がないと諦めてしまい、泣かない赤ちゃんになってしまうのです。
次第に泣かなくなる赤ちゃんに対して、いい子になった、と勘違いをしてはいけません。
泣かない大人しい子は、いい子である、は間違いです。
●サイレントベビーのまま成長する悪影響とは
ママにとっては手のかからない、いい子かも知れませんが、サイレントベビーのまま成長すると、自己肯定感の弱い、無気力でやる前から諦めてしまう子になる可能性があります。
しかし、成長の過程で言葉をしゃべれるようになって、親子の関係が改善すれば、いい影響が出てくることもあります。
サイレントベビーになってしまう要因は、親の無関心です。
食事を与えて、おむつを替える最低限のお世話だけでなく、赤ちゃんの訴えにいつも応えてあげること、コミュニケーションを取りながら過ごすことが大切です。
ママから働きかけているのに、赤ちゃんに明らかに反応がない場合には、性格的に自閉傾向があったり、癖が強いケースもあるので、健診などの時に相談してみましょう。
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