認可保育園に入れなかった場合にはどうすれば良いのか、4月入園の「承諾・不承諾通知」が届く前に、しっかりと対策を練っておきましょう。
●保育園の不承諾通知がきたらまずすべきこと
認可保育園への4月入園の合否の結果は、地域によっても多少の差がありますが、早い地域では2月の上旬に、遅い地域では3月上旬に届けられます。
育児休暇も終わり、4月から復職を予定している方にとっては、この合否結果の通知が来るまでは、毎日落ち着かないのではないでしょうか。
もしも、認可保育園の「不承諾通知」が自宅に届いたら、希望する認可保育園には入れないということですから、すぐに何かしらの対応が必要になります。
●認可外をさがす
まずは、職場や自宅近くにある認可外保育園や保育ママなど、4月から我が子の預け先をどうするか探しましょう。
認可外保育園の入園者の決定方法や予約金などは、施設によってさまざまです。
先着順だったり、独自の基準で入園先行を行っているところもあるようですから、すぐに調べてみましょう。
通知が出る時期は、認可に受かった人が、認可外を退園するので、人気の認可外保育園に空きが出るチャンスです。
認可外は申し込みが早い者勝ちのケースも多いので、問い合わせや、キャンセル待ち、申し込みなど、1日でも、1分でも早くアクションを起こすべきです。
ひとつだけでなく、保育ママなど、何箇所か確認しておきましょう。
園によっては、入園手数料を払うことで、認可の『すべり止め』に空き枠を用意してくれる認可外の園もあります。お金はかかりますが、早めに申し込んでおくと、安心です。
●育児休暇を延長する
または、勤務先復職を延期してもらうという方法もあります。
育児休暇の延長は法律で1歳半まで可能なので、勤務先にお願いしてみるという手もあります。
●二次募集にかける
他には、他の認可保育園で2次募集をしているところがあれば、応募してみるという方法もあります。
また、自宅だけでなく、勤務先の近くの認可保育園も探しみましょう。
●不服申立てはしても良いの!?
認可保育園の「不承諾通知」に対して不服申し立てをする、という方法もありますが、これは明らかに審査にミスがある場合や書類にミスがある場合の制度ですから、むやみに不服申立てをしても、それでどうにかなることはまずありません。
反対に伝え方によっては審査に悪影響にある可能性もあるので、本当にミスがない限りは不服申立てはしない方が良いでしょう。
もしどうしてもという場合は、「保育園に入れなくて困っている」という状態だけ、「不服申し立て」書面に書いて伝えるといいでしょう。
書いたからといって、すぐに入れるわけではありません。しかし、将来的に保育園の状況を改善するための意見になるでしょう。
●役所の窓口で相談も
認可保育園への4月入園がダメでも、待機していれば、他の園児が退園して、年度途中に入れるケースがあります。
下手にクレームを言ったりせず「認可外の園を探す」「育児休暇延長」「待機児童として働き始める」これら3つのやり方を抑えて、勤務実績があれば、しっかりポイントになり次の審査で優遇されます。
うまいやり方が見つからない場合は、遠慮せず、役所の窓口で相談にのってもらいましょう。疑問が解決できるまで、何度でも足を運んで質問したり、職員のアドバイスに沿って就職活動してみることも、入園や再就職への近道になります。
Photo by elaine moore